日時・会場
2023年7月29日(土) 13:00~16:20 (開始 13:20)
大阪市立東成区民センター(コミ協ひがしなり区民センター) 6階 集会室601, 602
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プログラム
1.リズムにのって ウォーミングアップ
2.〇△□あそび
3.風になろう ~わたしも風 あなたも風 みんな風~


講師(50音順)
・遠藤 晶  (武庫川女子大学)
・岡澤 哲子 (元帝塚山大学)
・小西 智咲子(大阪樟蔭女子大学)
・直原 信子 (元大阪樟蔭女子大学)
・逵井 あき穂(西須磨幼稚園)
・渕田 陽子 (帝塚山大学)
・森末 沙織 (京都文教短期大学)
・柳田 紀美子(大阪教育大学)


報告
2023年7月29日(土)午後、大阪市東成区民センターにて、実技講習会を開催しました。
2021年と2022年は新型コロナのためにオンラインでの講習でしたので、本年度は久しぶりの対面講習会でした。連日暑い日が続く中にもかかわらず、関西地区の幼稚園の先生方6名と、幼稚園教諭・保育士の養成関係の先生方2名が熱心に受講して下さいました。ありがとうございました。

「ウォーミングアップ」では、韓国のグループBTSの「Dynamite」をアレンジした振り付けのダンスをしました。途中自由に踊る場面や好きなポーズをとる場面を入れたことで、次第に盛り上がり、体も心もウォームアップしてきました。

「〇△□あそび」では、体をフルに使うと、身近な図形が体中にいろいろ現れてきました。複数で表現することで、どんどんいろいろな場所に〇△□ができ、受講生の方は夢中になっておられました。

「風になる 導入」では、わらべ歌「はやしのなかから」の替え歌をしました。いろいろなもののオノマトペに振りをつけて、次の人にどんどん回していく遊びではユニークなものがたくさんでてきました、既存のオノマトペではない不思議なオノマトペも出てきました。風のオノマトぺの表現では、自然の風だけではなく、扇風機の風もあるという発見もありました。

「風になる 発展」では、素材となった絵本の作者の感性豊かなオノマトペに触れたことが、まずは大きな刺激になりました。きれいな色のシフォンや不織布をもって、受講生もスタッフも春風・秋風・つむじ風になりきっていました。そしてクライマックスは、洗濯物のシーツに大きな強い風が当たって「ブォッファ ブォッファ」となる表現でした。全員が風にもシーツにもなり、風のいろいろな表情を、自由に心地よくからだで表現し、爽快感を味わうことができました。

最後の交流会では、「どのプログラムも、大人がやってみてもとても楽しかった。自分が楽しめば、子どもたちも楽しむのではないかと思った。」「スタッフに、その動きステキとたくさん言ってもらえて、心が温かくなった。自分も、子どもたちに温かい雰囲気で、ステキだよと伝えたい」「動物など生き物を表現したことはあったけれど、シーツを表現したことは無かった。日常保育では、つい難しいことを考えてしまって(季節に合った表現の題材を取り入れないと・・など)表情が険しくなっていたかも。今日は、風の音を楽しみ、気持ちよく動けた。」など、うれしい感想をいただけました。

日常の保育の中で身体表現遊びを拡げていきたいという本研究会の思いが、少しでも受講生の皆様に届けることができたのではないかと思っております。来年度も講習会を予定しております。よろしくお願いします。
 


参加者の感想
 
・ どのプログラムも、大人がやってみてもとても楽しかった。自分が楽しめば、子どもたちも楽しむのではないかと思った。
  
・ スタッフに「その動きステキ」とたくさん言ってもらえて、心が温かくなった。
  自分も、子どもたちに温かい雰囲気で、ステキだよと伝えたい。
 
・ 支援を要するお子さん、発達がゆっくりなお子さんであっても、オノマトペやリズムの遊びは、心が踊って大好き。
  オノマトペを使って動くなどは、例えば生活の中(移動やお片付けの場面)でも取り入れると良い。
 
・ 今回は、少人数で皆の楽しんでいる姿もあって、「私もシーツやってみよう」という気持ちになれた。
  スタッフの、扇風機の風、すきま風、などの表現が面白く、こんな風もあるんだ!自由でいいんだと思えた。